RSSリーダを見直してみよう - Feedlyを活用してサクサク情報収集
こんにちは。vlayusukeです。企業の情報セキュリティ対策に関する施策をコンサルティングしたり、ドキュメンテーションをしたり、お客様のIT環境構築の相談を受けたり、とにかくいろいろなタスクを抱えて走り回る毎日です。
仕事柄、刻々と変わるサイバーセキュリティの現状を追いかけるためにシロヤギのように情報を食べているうちに、情報収拾術について色々時になるようになってきました。
皆さんにとってのIT情報収集術は?
いきなりですが、皆さんは日頃のITの情報収集、どのようにしていますか? ポータルサイト? まとめサイト? Twitter?私はこれまで、企業やメディアから定期的に配信されるメールマガジンを購読して、朝の通勤電車の中でまとめ読みをして、必要なものを抜き出して「はてなブックマーク」にクリップする、という方法で収集してきました。通勤負荷を下げるためにも着席通勤を必須にしている私にとって、最寄り駅で電車に着席してから東京駅までの35分間はもっぱらこの作業に充てていました。
Fig.1 私のMUAからIT関係のフォルダを抜き出したところ
が、これだけのフォルダをいちいち辿って情報を得ていくのは結構骨が折れるものです。もう少し効率的に情報を得ることができないものか。。。と考えていたところで紹介してもらったのが、「RSSリーダ」の存在。
私自身が個人でいくつかのブログを執筆しているので、RSS自体は知っていたのですが、これを情報収集術に使用するというアイデアが、頭からすっかり抜けていました。
RSS ReaderからFeedlyを選んで使ってみる
RSSリーダーのサービスはいくつかありますが、その中でも比較的安定していて、Web経由でも単体のアプリケーションでもサービス提供されているクラウドベースのFeedly(https://feedly.com/)を使用してみることにしました。
Fig.2 FeedlyのWeb UI
Fig.3 FeedlyのスマートフォンアプリのUI
今は大抵のメディアでRSSを配信しているのが主流というか、スタンダードになっています。ここでは試しに、IPA(情報処理推進機構)のWebサイトから、セキュリティ情報を配信しているRSS情報を登録してみたいと思います。といっても登録方法はびっくりするくらいに簡単です。まず最初に、Fig.4のように、左下にある”ADD CONTENT”ボタンをクリックすると、メニューが出てくるので、その中から”Publications & Blogs”をクリックします。
Fig.4 購読したいメディアの登録方法(1)
Fig.5 購読したいメディアの登録方法(2)
Fig.6 購読したいメディアの情報が登録された状態
このようにして、同じ手順で購読したいメディアのURIをテキストボックスに入力しては自分が読みたいものをFOLLOWしていくだけで、Fig.7のように、自分向けにカスタマイズされた情報の保管庫が出来上がっていくわけです。
Fig.7 複数のメディアから配信されるFeedを登録した状態
これらの記事を読むときには、もちろん気になる記事をクリックするだけでもいいのですが、キーボードのショートカットが割り当てられており、”J”キーを押すことで最新の記事から順に展開され、戻りたいなと思ったときには”K”キーを押すことでひとつ前の記事に戻ることができます。
Fig.8 登録したFeedの中から記事を展開した状態
重宝する「ハッシュタグ検索機能」
ここまでであれば、かつて一斉をを風靡した”livedoor Reader”や”Google Reader”と同じじゃないか、と思うかもしれませんが、Feedlyには便利な機能がいくつかあります。その一つが「ハッシュタグ検索機能」の存在。これは、自分がその時に気になるカテゴリを「ハッシュタグ」を使って検索をかけることで、登録されている件数の多い順にお勧めのFeedを登録可能であること。ITの世界は常にトレンドが移り変わるもの。気になるキーワードをハッシュタグを使って検索をかけることで、Googleでキーワード検索をした時と同じような感覚でFeedを見つけることができます。常に新しい分野の知識を仕入れていかなければいけない人にとっては、この機能はとても便利で、重宝しています。
Fig.9 ハッシュタグ検索機能
ここで注意したいのは、「Feedに登録した記事が全て読めるわけではない」という点。これはRSSの仕様なのですが、配信者によっては、記事を掲載しているWebサイトに誘導するために、記事の一部しかRSSとして配信してくれないものがあります。その時だけ、”VISIT WEBSITE”をクリックしてFeedの掲載元のWebサイトを開くしかありません。。。
ですが、これまで知りたい情報へたどり着くまでに、検索サイトからいちいちWebサイトをたどっていくことに比べて、Feedlyを使うことで、気になる記事にすぐにアクセスできるだけでなく、「飛ばし読み」をするのも自由ですし、全ての記事にじっくりと目を通すのも自由。しかも新着の記事は自動的に配信してくれるので、タイムリーに情報を追いかけることができます。
気になった記事はブックマークすることや、Evernoteに取り込むことも可能ですので、さっとアウトラインだけをFeedlyで読んでいって、じっくり読みたいものをクリップすることもできます。
終わりに
RSS登場時は一部のユーザの間でずいぶんもてはやされたものですが、今はスタンダードとなった一方で随分その存在に影を潜めてしまいました。けれども道具は使いようで、このような使い方をすることで、メールニュース以外の方法でも効率的に自分にとって必要な情報をインプットすることができます。
いかがでしょうか、Feedly生活、始めてみませんか?
コメント
コメントを投稿